＜就業規則編＞
フェイスブックで会社の機密をばらし、悪口を書きまくっている社員
Ａ社は、若手社員が中心になってフェイスブックのグループを作っています。そのグループには同僚がたくさん入っていますが、上司は誰も入っていません。
そこで書かれているのは、会社の悪口です。社長や上司に対する非難めいた言葉です。中には社外秘の機密事項も含まれています。
会社がその存在を知ったのは、顧客からの通報でした。顧客は「当社の名前まで書き込まれているので困る」と言ってきました。
その内容を初めて見た社長は、思わず握り拳に・・・
就業規則 この一文が効く！
就業規則は、次のように盛り込むべき時代です。
［機密情報の管理］
- ネット上の掲示板やブログ、ツイッター、フェイスブックなどで機密情報を外部に漏洩しないこと。
- ネット上の就職サイトに会社の承諾なく、会社に関する書き込みをしないこと。
- 従業員は在職中はもとより退職後においても、会社から許可を得た場合を除き、企業機密を第三者に漏洩しないこと。
さらに、［情報管理に関する特別懲戒事由］という項目を設けて、次のように定めます。このように定めておけば、バッサリと処分可能です。
［情報管理に関する特別懲戒事由］
- 従業員は如何なる事由があっても厳格な情報管理に努めなければなりません。万一、従業員が次の各号のいずれかに該当する場合は、けん責、減給、出勤停止、昇給停止、解職または諭旨退職とします。
ネット上の掲示板やブログ、ツイッター、フェイスブックなどで個人情報や機密情報を故意に漏洩した場合
最適な人件費の管理を提案する（株）北見式賃金研究所 北見昌朗
