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就業規則と訴訟

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タクシー会社を提訴3件 運転手ら計169人 未払い賃金求め=北海道

◆札幌地裁など
 札幌市のタクシー会社3社の乗務員ら計169人が2日、それぞれの会社を相手取り、時間外労働の未払い金など計約1億8700万円と、同額の付加金の支払いを求める3件の訴訟を札幌地裁や札幌簡裁に起こした。
 提訴したのは、札幌交通(同市厚別区)の乗務員や元乗務員167人のほか、三和交通(同市清田区)と国際交通(同市手稲区)の元乗務員各1人。
 訴状などによると、札幌交通では、就業規則で定めた休憩時間中も乗務員が労働状態にあったと主張。「客待ち時間の一部を不就労時間として労働時間からカットした」などとして、実際の総労働時間に基づく時間外労働の未払い金などを求めている。
 三和交通や国際交通の元乗務員は、「労働基準法で定められた時間外、深夜労働の割増賃金が支払われていない」と主張。支払われた歩合給も、時給換算で道内の最低賃金を下回っていることから、最低賃金との差額を請求している。
 札幌交通新労働組合の三杉真一執行委員長は記者会見し、「業界の慣習を変えていくべきだとの思いで提訴した」と述べた。札幌交通は「内容を確認していない」とコメント。三和交通は「詳細が分からないのでコメントできない」とし、国際交通は「労使間の取り決めで賃金は適正に支払っていると認識している」としている。

[読売新聞社 2011年8月3日(水)]

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