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就業規則とうつ

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大和ハウス元女性社員、640万円賠償求め提訴 /新潟

突然の解雇や賞与の大幅減額はパワーハラスメント(パワハラ、地位を利用した嫌がらせ)に当たるとして、大和ハウス工業(大阪市)の元社員、吉田民愛(たみえ)さん(42)が21日、同社と上司だった男性を相手に計約640万円の損害賠償を求め、新潟地裁に提訴した。
 訴状によると、新潟支店で営業事務を担当していた吉田さんは08年2月以降、同支店の総務経理課の責任者だった男性から、他の仕事との兼務をさせられる一方、残業を減らすよう指示された。同年8月には、吉田さん1人の「営業課」が新設され、雑務だけをさせられ、同年の賞与が大幅に減額された。
 同年9月には、うつ状態と診断された。本社の専門窓口に相談したが、「業務命令の範囲で問題ない」と適切な措置が取られなかったという。
 09年から県労連ユニオンを通じて団体交渉を始め、決裂した直後の同年6月、就業規則違反を理由に解雇された。吉田さんは解雇無効を求めて、別途、同社と係争中。
 提訴後、会見した吉田さんは「パワハラは業務命令の名の下に被害者を追い込む悪質なもの」と述べた。同社広報企画室は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【黒田阿紗子】

[毎日新聞社 2010年1月22日(金)]

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